- どうしん
- I
どうしん【同心】〔「どうじん」とも〕(1)同じ心・考えであること。 また, 心を合わせること。
「世上の人, ~一致して/自由之理(正直)」
(2)心を合わせて事にあたること。 特に, 戦いで味方すること。「一味~」「宿運つきぬる平家に~して/平家 7」
(3)円などで, 中心が同じであること。(4)江戸幕府の下級役人。 諸奉行・所司代・城代・大番頭・書院番頭などに属し, 与力の下にあって, 庶務・警察のことなどにあたった。 町奉行の下で江戸市中の警察事務にあたった町方同心が有名。(5)戦国・安土桃山時代, 侍大将などに率いられる下級の兵卒。(6)「同心病」に同じ。IIどうしん【童心】子供の心。 また, 子供のような純真な心。III「~にかえる」
どうしん【道心】(1)是非を判断して, 正しい道をふみおこなう心。 道徳心。 良心。(2)仏教を信じる心。 出家者となって, 修行に励む心。 菩提心(ボダイシン)。(3)出家者。 特に一三歳または一五歳で出家となった者。「今~」「青~」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.